お風呂リフォームを施工するなら蛇口にも配慮してもらいましょう。シャワーを浴びるときや、シャンプーするときなど、石鹸の泡などで手が滑りやすく、蛇口が回せなくて苦労することがあります。だからといって、手についている石鹸やシャンプーを、いったん全部洗い流してしまうのは、もったいないです。蛇口が回転式でなく、上下式のレバー形状になっていれば、石鹸やシャンプーがついている手でも、苦労することなく出したり止めたりできます。

お風呂リフォームというと、床や壁など大掛かりな工事が想定されがちですが、蛇口の交換だけでも工務店に相談することができます。工務店によっては、連携している専門業者を紹介してくれる場合があります。お風呂リフォームの基本は、家族が快適に暮らしやすくすることです。カビの予防ならば衛生的な環境になります。

蛇口には、カビの胞子が付着して繁殖していることがあるため、蛇口そのものが洗いやすい形状になっていることも、衛生面では効果があります。上下式のレバー形状の蛇口に交換すると、レバー形状はシンプルであり、石けん成分が残留しにくいのが特徴です。石けん成分が付着してしまったとしても、簡単に拭き取れます。浴室に突起の形状を施工したくない場合には、レバーではなく、丸い回転式の蛇口でも良いでしょう。

回転式の蛇口でも、石けん成分が残留しにくいタイプがあります。デザインは見た目の美しさだけでなく、洗いやすさにも影響していますので、お風呂リフォームの機会には、普段使用している蛇口も見直して見ると良いでしょう。